CAPグループ サスティナビリティへの取組み
当社グループは、事業を通じた社会課題の解決による持続的な社会発展への貢献という企業が本来有する社会的責任に対する認識をよりいっそう深め、中長期的な企業価値向上を実現するため、コーポレートサスティナビリティに関する取組みをよりいっそう強化してまいります。この一環として、マテリアリティ(重要課題)を特定し、優先して取り組んでいくテーマを明確化しました。

SDGs/CSRの全体像
(注)サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
豊かな老後の実現のためには
以下の3つの寿命を延ばすことが大事
健康寿命 | 社会活動寿命 | 資産寿命 |
---|---|---|
健康寿命とは、生物学的な生存期間を指す平均寿命に対して、病気や怪我などによる支障が少なく、自立して暮らしていける期間をいう。 | 社会活動寿命とは、仕事やボランティア活動、自己啓発、友人たちとの交流、趣味など、高齢期を活き活きと過ごすための社会活動ができる期間をいう。 | 資産寿命とは、高齢期以前から形成した現預金から投資信託、RIETなど金融資産が尽きるまでの期間をいう。 |
平均寿命を延ばすだけでなく、健康寿命を延伸することが、個人の人生をより豊かにする。 | 自宅に閉じこもるのではなく、地域社会の中で他者と交流し、活動することは、頭と体、心の健康状態維持に寄与する。 | 資産寿命が尽きると、公的年金頼みの生活になる。豊かな老後生活を送るためには、資産寿命が尽きないように延ばすことが必要である。 |
(医学の役割) | (地域社会の役割) | (金融機関等の役割) |
当社グループは、ファイナンシャルウエルネスプラットフォームの提供により、資産寿命の貢献に寄与するとともに、遺された資産の円滑な次世代への承継に寄与します。
マテリアリティ/具体的な取組み方針
マテリアリティ | 具体的な取組み方針 | 関連するSDGs |
---|---|---|
ファイナンシャルウエルネス(注1)の実現 (Fintechによる豊かで持続可能な社会の実現) |
|
|
|
||
|
||
|
||
高品質なシステムを提供し、社会に安心を |
|
|
ITとFTの兼ね備えた多様な人材を育成 |
|
|
社会からの信頼の確保 |
|
|
- (注)1.ファイナンシャルウェルネスとは、ゴールベースプランニング、パーソナルアセットマネジメント、死亡保障、事業承継、円滑な相続・財産承継という6つの課題をバランスよく解決することをいいます。
- 2.ファイナンシャルウエルネスプラットフォームRとは、顧客の家計収支と財政状態の改善、さらなる豊かな生活を実現するために、当社が提供するプラットフォームシステムをいいます。
「ファイナンシャルウェルネス」の定義
-
1.ゴールベースプランニング
- 短期及び長期の目標の立案(ゴールベースプランニング)と管理
- 生涯キャッシュフロー管理
- 目標から乖離した場合のアラーム、アクションプランの生成
2.パーソナルアセットマネジメント
- リスク許容度、投資目的に対する最適アセットアロケーション
- アセットアロケーションに整合的な個別銘柄選択
- 不動産投資を含めた統合資産運用
3.死亡保障・就労不能・入院介護保障
- 必要保障額計算(死亡、介護、入院時)
- 生保商品設計・申込・引受の効率化、自動化
4.事業成長・事業承継戦略
- 事業成長性評価
- 事業承継戦略立案、自社株対策
- MA,PEへの売却の検討
5.納税準備・借入管理
- 相続税納税可能性分析
- 最適贈与額計算
- 借入残高管理、住宅ローン、事業ローン管理
6.円滑な財産分割
- 最適財産分割案の作成
- 遺留分侵害の回避
- 遺言の作成
金融DXが進展する環境で 6つの課題のバランスある充足がファイナンシャルウェルネスを実現する
環境方針
当社グループは、事業活動と地球環境の調和を目指し、気候変動への対応、資源の有効活用等に計画的かつ継続的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献します。
-
1.事業を通じた環境保全への貢献
RPA・AI等のITシステムの活用を通じた金融機関における環境負荷低減、環境問題を改善など、事業を通じ環境保全に貢献いたします。
-
2.事業活動における環境負荷低減
省エネ・省資源、廃棄物削減等を積極的に推進し、事業活動における環境負荷の低減や環境汚染の予防に努めます。
-
3.関連法令等の遵守
環境保全に関する法令・規制等を遵守します。
-
4.周知と意識向上
環境方針を社内に周知し、当社グループで働く者の意識の向上を図ります。